Sunday, November 03, 2013

日曜劇場 JIN-仁- 見ました

2クール、完結編も全部見終えました。時間かかったけど、これやっぱり、一度見始めたら止まらないですよね。

一期目の11話の方が、暖かい気持ちで見てられました。

視点は江戸の人の方にあって、その人たちの眼に映る、不思議な現代人の仁。医療のことは何でも知ってて、欲が無くなんとも魅力的なキャラクター。

最新技術が未発達とはいえ、その時代に精一杯明るく生きている江戸時代の人達。裏をかえせば、今この現代に生きていられることのしあわせを実感させられると言いますか。江戸の人に申し訳ないような気持ちになります。

江戸の人の代表である橘咲の視点で仁が語られるので、見てる人も仁のキャラクターに魅せられてしまいます。

二期目の完結編の方は、視点が仁に移っていますね。悩み多き現代人の仁の眼に映る江戸の人たちや咲。だから今度は、咲がとても魅力的な人として視聴者の眼にも。

完結編はでも、喪失の物語だわ。悲恋の物語でもあるし。

仁は現代に戻っても、浦島太郎みたい。だって違う世界なんだもの。どんなに医療技術が進歩していようと、保険が整っていようと、存在が消えてしまっている人達がいるなんて。

二度と故郷へ帰ることはできなくなってしまったのね。それはとても悲しい。なにがどれだけ不備であろうとも、それだけの理由で不幸せだとは言えないわけで。

仁は、咲のいる江戸時代も失い、友永未来のいた慣れ親しんだ現代すらも失ってしまった。

どこにいようとも、「今」を大切に前向きに生きていくしかないのでしょうが、この喪失はとても痛い。私なら、もとの世界に帰してって言いたいな。たとえ自分の過去の努力が消えてしまうとしても。

ストーリーとかよくできてるなと思いましたが、ひとつ気になったのは、登場人物がたびたび大声で怒鳴っていることです。うるさいし、あんなに怒鳴ってしゃべるの、普通でしょうか?

主人がやってきて、PCの画面を見ている私のうしろでそっと、「日本人って、どなってばかりだな」って言っていきました。



2 comments:

  1. おーはまってますね~^^ そうなの、見出したら止まらなくなるでしょう?
    これはよくできたドラマでした、ほんと!   Tomoko

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  2. おがけさまで楽しみました。こんな今風な時代劇、とってもいいと思います。

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